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公益社団法人日本児童青少年演劇協会より下記の通知がきましたので、日頃ポポロをご支援いただいております皆様へ、感謝をこめてご報告申し上げます。
60年にわたり、人形劇活動に従事。1972年、人形劇団ポポロを創立し、代表に就任。以後、人形劇団ポポロの作品『おにのあかべえ』『虹のふえ』『鬼ひめ哀話』等の脚色・演出に優れた成果をあげた。また、2014年に上演した、ひとり舞台『夢裁き☆ほんまのところ』他では、高い評価を得た。
人形劇団ポポロ一同、代表山根宏章を中心にして、さらに質の高い人形劇を提供していきたいと思いますので、今後ともよろしくご支援をお願いいたします。
授賞式は今年の6月13日でしたからもうずいぶん日が経ってしまい、いまさら受賞の弁というのは少し恥ずかしいのですが、感激はいまだ冷めやらずなのでどうぞご容赦ください。
なにしろ寝耳に水とはこのことで、ナントカ賞のように下馬評が巷に渦巻くわけでもありませんでしたから正直言って腰が抜けそうでした。
考えてみると長くやってきたものだなあと改めてご褒美の意味をかみしめているのです。ともあれ、児童青少年のための演劇は、その必要性の高さに比べて社会的認知度はずいぶん低いものがあり、しかも現代日本のように経済格差がひどい中では、演る者も見る者もこの演劇の場に居合わせることだけでとても幸せな階層にいる筈ですが、経済的には劣悪な条件を強いられていますから、良い仕事をしようとするにはただ《継続は力なり》を信じてがむしゃらに人生のすべてをつぎ込んできたのです。
おかげで[子どもたちの言葉]がようやくわかるようになり、今なお学校公演の舞台で主役を張るだけの元気さを維持できていて、まだまだ《次を夢見る人生》が続けられるのを本当に幸せに思っているのです。これはすべて、観客の子どもたちのお蔭であり、劇団の仲間のお蔭であり、50年近く支えてくれた連れあいの美奈子さんのお蔭なのですから、いくら感謝してもしきれません。すこしづつお返ししていこうと思うのですが、残りの時間的余裕が少なくなってきてますので、ひとまず日本の子どもたちにあまねく演劇の楽しさを感じ取ってもらえるように精進していくことから始めたいと思います。
ということは今後、暴飲暴食はもちろん暴遊暴欲を慎んでまいりますのでどうぞ皆様しっかり目を離さないでくださいね。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。